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​元ネタ

2000年から2001年にフジテレビで放送していたアニメ学校の怪談の「黄泉ネット」のお話が元ネタです。

そのお話というのは、かつては暗い夜道に迷った人をあの世にひきずりこんでいたけど、現在はそのようなくらい夜道が少なくなったからネット上で「黄泉ネット」というWebページを開いて、そこにたどり着いた者をあの世にひきずりこむというお話です。ひきずり込んだ先は三途の川で、そこで鬼に本当の亡き者にされるかもしれないという筋でした。

それを私なりに、前作「ここにあるいま」と同じ設定(残留思物など)を使って再構築した形です。それが本作「Mortis」です。

​黒いバケモノについて

物語前半で額田が襲われたり、中盤で接触したら即ゲームオーバーのやつです。

これは、前作「ここにあるいま」に出てきた″不安定な魂”です。

前作では空気だったため、今作は少し活躍させました。

その正体は悪霊の成れの果てです。

悪霊とは何ぞやと思われる方は「ここにあるいま」もプレイしてみてください!

​残留思物について

魂の一部みたいなモノでして、重さや質量はありません。

​詳しくは、「ここにあるいま」にて。

​精神世界(非物質世界)について

本棚である程度わかりますけど、一応!

精神世界=非物質世界≒夢の中のような世界(心象世界→内なる世界)です。

その世界の核となるモノ(Mortisの場合は八戸)が記憶を取り戻し始めると、心象世界は内なる世界へと変わります。内なる世界になると、核となる者の記憶がより反映された世界へとなります。

Mortisは、死者の本当に好きな人を自分のつくった非物質世界に(心象世界、内なる世界)に引きずり込むモノです。

​ちなみに、物質世界というのは私たちが住んでいる″現実世界”というやつです。

​Mortisについて

死者それぞれにUrlとID、パスワードが死んだ時に配られます。Urlはそれを知っていれば、誰でもそこにアクセスできます。ただし、通常のブラウザでは無理です。じゃあ、作中のCoogleは通常のブラウザじゃないのかって話になりますが、それは各自ご自由に解釈してください。ちなみに、Idとパスワードは死者本人が入力しないとダメです。

なお、その死者が成仏(完全なあの世に旅立つ)すると、そのURLは使えなくなります。

​最初に、天美のもってたURLが使えなくなったのは、そのURLの死者が成仏したためです。

​Mortisの世界(生と死の狭間の世界)に人を引きずり込む方法・・・、それはいろいろあると思います。正直、私もそこまで深く考えていません・・・。

ですが、インターネットが存在する前は、また違う方法で、生者をMortisの世界へと引きずり込む方法があったという裏設定があります。

例えば、夢の中からとかですね。もしくは、元ネタの「黄泉ネット」みたく夜道に迷った人をとか。有名なネットオカルトの「きさらぎ駅」みたいな神隠し形式ですね。いろいろありました。

​そして、生者がMortisの世界(生と死の狭間の世界)に、あまり長くいたら死んでしまうという設定もあります。他人からみたら神隠しになったまま行方不明になったっていう感じですね。夢の中からMortisの世界にいった場合は、眠ったままそのまま起きないといった感じですね。

​心象世界と内なる世界

これらは、あの世とこの世の狭間にあります。臨死体験した際によくみられるという、いわゆる三途の川とか花畑と同じ場所です。作中では、その三途の川や花畑も内なる世界の一種かもしれませんね。

​行き場の失った魂について

本作でいうと、Mortis世界(八戸の心象世界・内なる世界)での町とか山とか神社とか学校マップにいた赤い人です。

これは「ここにあるいま」にもいた“行き場の失った魂”です。

その世界の核(Mortis作中では八戸)と似たような死に方をしたりして、“核”に対してシンパシーを感じたりしている魂ですね。

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